うちなーぐち(沖縄語)文法 動詞の活用 疑問文(肯否疑問・疑問詞疑問・疑念)
今回は、うちなーぐちの動詞の疑問文です。
標準日本語と違って、うちなーぐちの場合、 「はい/いいえ」で答えられる疑問文(肯否疑問)と、 疑問詞を伴う疑問文(疑問詞疑問)で、 形が異なります。
最初は戸惑いますが、すぐに慣れます。
肯否疑問文
「はい/いいえ」で答えられる疑問文を肯否疑問と言います。
終止形の [n] を取って [mi]にした形です。
連用語幹 + [umi] とも言えます。
例:
書ちゅみ 【書くのか】
待ちゅみ 【待つのか】
疑問詞疑問
疑問詞を含む疑問文を疑問詞疑問と言います。
終止形の [n] を取って [ga]にした形です。
連用語幹 + [uga] とも言えます。
例:
- いち書ちゅみ 【いつ書くのか】
疑問詞については別記事で
うちなーぐち(沖縄語)文法 疑問詞 - なんじゃくがに(銀黄金)
疑念
肯否疑問・疑問詞疑問に加えてもう一つ疑問系があります。
「〜ら」で終わる疑念です。日本語では【〜だろうか】くらいの意味です。
肯否疑問・疑問詞疑問に比べると使用頻度は低めですがたまに使われます。
例:
太郎《たるー》や何時《いち》ちゅーら【太郎はいつ来るだろうか】
否定の疑問文
否定の肯否疑問
否定の肯否疑問は基本語幹 + [ani] です。
書かに【書かないのか】
否定の疑問詞疑問
否定の疑問詞疑問は基本語幹 + [anga] です。
否定形 + [ga] とも言えます。
ぬーんち書かんが【なぜ書かないのか】
過去の疑問文
過去の肯否疑問
過去の肯否疑問は連用語幹 + [ii] です。
書ちー【書いたのか】
過去の疑問詞疑問
過去の疑問詞疑問は基本語幹 + [aga] です。
いち書ちゃが【いつ書いたのか】
過去・否定の疑問文
過去・否定の疑問文は過去系を元に作ります。
肯否疑問は過去形 + 「てぃー」 (〜み ではないのに注意)
疑問詞疑問は過去形 + 「たが」
例:
書かんてぃー 【書かなかったのか】
ぬーんち書かんたが【なぜ書かなかったのか】
関連
過去形については、別途記事を書きたいと思います。